FAQ
(Frequently Asked Questions)
4.体験について
No | 質問 (4.体験について) |
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4-01 | 「体験」については、どのように考えていらっしゃるのですか。 |
4-02 | 子どもの直接体験は、なぜ大切なのでしょうか。 |
回 答
4-01 | 「体験」については、どのように考えていらっしゃるのですか。 |
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A | 私は、子どもが体全体で対象にかかわっていく活動が体験だと考えています。「体験」とは、自分の体を通して実際に経験することです。人は、いろいろな感覚を通して、外の事物・事象に接します。見る(視覚)・聞く(聴覚)・味わう(味覚)・嗅ぐ(嗅覚)・触れる(触覚)という様々な感覚を組み合わせて学んでいきます。 |
体験には、自分が、対象物に実際に関わる「直接体験」、写真・映像などの媒体から感覚的に学びとる「間接体験」、さらに、劇やロールプイなどを通して学ぶ「疑似体験」があります。 | |
情報化社会では、瞬時に世界中のニュースが分かるように「間接体験」は非常に大きく膨らんでいます。シミュレーションなど情報技術の発展で「疑似体験」も高度に発達しました。 | |
しかし、直接体験の減少、体験内容のアンバランスは、子どもの成長にマイナスの影響を及ぼしています。そこで子どもに豊かな感性を育てるために、多様な体験をさせ、それをもとにした表現活動をさせることが大切です。国語や算数など教科学習の中でも、「ねらい」を明確にした体験(操作・実験・観察など)が必要ですが、これを行っている学校は僅少です。しかも、学年が上がるにつれて体験がなくなる傾向があります。出来る限り直接体験をさせてあげてください。 |
4-02 | 子どもの直接体験は、なぜ大切なのでしょうか。 |
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A | それは、体験は子どもの「学び」に直結しているからです。それは、その子の豊かな人間性や社会性などに影響するからです。直接体験は、「学び」の出発点です。 |
子どもがものを「知る」過程「学び」の過程は複雑です。それは、概ね「感覚(体験)→思考(概念化・知性)→実践(自己実現)」というベクトルで説明できます。まず子どもは感覚的に外 の事物・事象をとらえます。 | |
そして、指導者は、感覚的にとらえたものを「なぜ(どうして)」と考えさせ、理屈に置きかえさせます。そこで子どもは概念化します。ここが知性を育てる段階です。さらに学んだ「知識」を実生活と結びつけ実践化させます。自己実現(行動)の段階です。こうして子どもは事物を自分のものにします。体験がなければ、概念化も実践もありません。 | |
さらに、中高生の成長過程はもっと複雑です。概念を組み合わせ、抽象的操作だけで認識を深めることも可能になります。体験から概念化への一方通行ではなく、具体的体験と座学で科学的・法則的に学んだ概念とを双方向でやりとりしながら、統合し思考を深め新しい認識の枠組を獲得していきます。 | |
成長するにつれて過程は複雑になりますが、小学生の子どもの学びの過程は何といっても、体験が大きなウェートを占めています。ですから、体験が十分でない子どもの学びの過程は、思考・概念からいきなり始まることになります。実際のものにふれずに抽象化され概念化された理屈をただ暗記するだけになり、知る喜びや学ぶ意欲が失われていくことになります。子どもには直接体験を重ねることが、極めて重要なことがわかります。 | |
本研究室は、低学年では、まず五感の直接体験から作文を立ち上げていきます。そのために多くの具体物を使います。さらに中学年では間接体験も加味しながら、立体的な作文がかけるように意図しています。 |
〇わたしは、5感(the Five Senses)をつかって文を書いています。正しくStandardな日本語を身につけています。
☆Mejiro-gengoはLocalで地味な研究室ですが、たたきあげのスキルをもった、Teacher-Sが指導しています。
☆純正1対1・One on Oneの指導なので、着実に実力が向上します。
☆語彙力をつけるためのExerciseがたくさんあります。
☆純正1対1・One on Oneの指導なので、着実に実力が向上します。
☆語彙力をつけるためのExerciseがたくさんあります。
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(Mejiro Language Laboratory)
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